太閤立志伝5がとっても面白かった

ここ最近ニコニコ動画にアップされ続けてる春閣下立志伝は面白い。そのリプレイで使われてるPS2版の太閤立志伝5(KOEIベスト)を買ってやってみたらやっぱり面白いの。

太閤立志伝は2まではやったことがあるし、いまさらあえてやろうとは思ってなかった。でもリプレイに惹かれて5をやってみるとこれが面白かった。

初プレイとゲームシステム

まず最初はおすすめでのみできる。1560年スタートで、木下藤吉郎ほか数名からキャラを選べるので、オーソドックスに藤吉郎ではじめた。最初にパラメータ変更ができ、なるべくいい値を選んで開始。

プレイは親切設計で、何か新しいことが起きると、おじいさんが現れて、どういう意味か、どうすればいいか解説してくれる。最初は、評定は2ヶ月に一度で、そこで次の評定までにこなさなければならない主命が与えられ、それに応じた仕事をミニゲームをやってきながらこなしていく。たとえば、兵糧売却なら、各地の米屋を回って売相場の高い街で売る。売るときは交渉ができ、交渉はミニゲームのスロットをやることになる。それで売値があがったりする。

キャラにはパラメータのほかに16のスキルがある。主命自体はたいていは瞬間で終わるけど、その期間の2ヶ月のあいだにスキルをあげていくことにもなる。はじめは主命をこなすのに有利になるスキル(技能)をあげながら主命をし、主命用スキルがあげ終わったら主命をすぐ終わらせてから、残り期間で側近で使いそうなスキルからあげていくことになる。スキル上げの修行もミニゲームであり、その成績であがり具合がきまる。

序盤は算術(商家)を上げ、余り時間で堺で茶席(茶人)をあげるのがメイン。弁舌(親密な仲間キャラから)もあげたいが、序盤の織田家には藤吉郎以上の弁舌スキルがいないのであげられない。そのうち内政するようになると開墾(南蛮寺)や軍学(仲間キャラ)、建設(仲間キャラ)をあげる。建設は小一郎から、軍学竹中半兵衛から、弁舌は明智光秀から教わることになった。

キャラと親密になると主人公カードがもらえる。これで次のプレイからは主人公キャラをえたキャラが選べるようになる。カードはスキルをあげていくと身につく技や、イベント、名所などあり、100枚とか一定の枚数を得ると、新しいシナリオができるようになったりしていく。カードはシステムで共有されるから、集めてないカードをえるために集めやすいキャラで始めることになるんだろう。

はじめは足軽組頭からはじまり、主命や合戦でいい評価を得るごとにたまる武士評価をあげてくごとに、足軽大将(200)、侍大将(600)、部将(1400)、家老(3000)となり、そのうち城主になる。

藤吉郎はある程度時間がくると勝手にイベントがおきて昇進が進んでいくので、あまり積極的にやらなくていい。というか積極的に進めるとたぶんイベントが起きなくなってしまう。自分の場合、金ヶ崎退口がでず、浅井がいるうちに岩村城主になってしまった。浅井滅亡後に長浜に配置転換された。城主になると主命は他勢力の攻略(城を落とせってこと)になり、期限もなくなるので、まずはということで各地から浪人を集めたり長浜の内政をしてるうちに評価一万になって国主になると、小谷と佐和山が与えられた。

城主になると、寄騎がつけられる。大名に会って4人まで寄騎はもらえる。国主になると8人までもらえるようになる。自分で勧誘した部下は部将までしかあがらないが、寄騎は家老まであがる。また国主になると、主命での攻略対象の城を落とすと、それが自分の管理下になり、主城移転したり内政したりできるようになる。しかし、城主のときや、国主でも主命以外の城を落としたときは、その城は大名直轄になる。

城規模をあげるには増築が必要だが、家老じゃないと増築ができない。家老がいない場合は増築を自分でやっていかなければならない。城規模があがると、防衛強度だけでなく、石高や最大兵数もあがる。規模23以上で(大)になる。大になれば収入だけじゃなく、徴兵しなくても自動で兵数が増えていくので、増築はかなり重要になっている。そのため寄騎は内政系がよく、早く育てるのは重要になる。

城主や国主になれば、いつでも評定が開けて、いつでも合戦でき、その合戦も帰還せず連戦で城を落としていける。さすがに城主では難しいが、城を増やすたびに余剰が増えていく国主になれば、内政命令できる部下数さえ十分で、合戦にだす4人がそろってるなら、この時点でほぼなんでもし放題になる。

そんなこんなでスキルは全部MAXにし、姫路移転(イベント)後、強引に主命を変えつつ西日本を秀吉の完全支配下にした時点で、1582までやって本能寺がおきないことを確認して中断することにした。すでに武将数も規模も、羽柴秀吉直轄全体は、それ以外の織田家本体よりもでかくなってるし、謀反もしてみたけど何もなし。あとは順に攻め滅ぼしていく作業だろうからここでやめて、別キャラでやることに。手数の多さから負けないし、自ら指示する合戦じゃ絶対にCPUには負けないし。配下には毛利長宗我部大友竜造寺島津といった西日本の全武将と武田家の武将がほとんどがいるし、しかも高能力なものは大名になればすぐ家老化できる状態だし、当然スキルもそだってる。

新武将プレイ

この時点でカードも500枚は超えていたので、新武将が作成でき、それを自キャラで使ったりNPCとして出せるようになっていた。というわけで新武将でやってみることに。これといってよさげなキャラも思いつかないので、厨くさいが本名つかってしまった。比較的能力の高かった剣術家系で。最初におく場所で初期の状態が決まる。城ならその城の足軽組頭、街なら浪人ってかんじ。商人プレイがしてみたかったので京の街におくように作った。年齢は1560時点で15才になる1546生まれ。

浪人スタート。まずいきなり商家に入り、茶屋に奉公を志願してみる。が、よく知らない云々で断られる。商人と仲良くなるには何度も品物をかうことだが、スタート時は20貫しかないので買い物するには金がない。ということでまずは金稼ぎがスタートということだ。新武将は剣術家なので、弁舌も算術も皆無。交渉は親密になる必要があるし、その手段の茶席や算術をあげる訓練には毎回数十貫の金がかかる。交渉なしで設けられる交易をすることになる。小額なら清洲岡崎間の交易で稼げる。

在庫が空になるくらいまで取引をやれば、その時点で1000貫くらいになるので、その金で算術をMAXまであげたあと、京堺間の交易で稼ぐ。3,4日かからずに在庫切れするので、2ヶ月ほどの在庫補充の合間に堺で茶席、京で対人戦闘で使うスキルを得るための医術スキルもあげておく。スキルがMAXになる1年くらい続ければ数万貫になる。茶屋で買い物をし親密度を上げる。親密度が上がるうちにかなり強い具足と剣もかえるので装備する。

京の道場は吉岡流だが、その装備に基礎武力は100だし剣術も4あるので、道場主の吉岡清十郎と手合をしても、医術スキルで得た止血と威力でほぼ勝てる。手合いで体力が減っても自宅が京にあるので回復も簡単だ。手合を繰り返して親密度をあげて吉岡流に入門する。入門したら勝つことで道場主が持っていて自分が持ってない秘技を習得できる。最初の入門なので結構な数の秘技が習得できる。中でもよく使えるのは、1ターン動けなくする霞。消費4なので、戦闘開始時から使える状態になる。

覚えられる技がなくなったら免許をもらえる。全国の道場をまわって流派に入門し、技を覚え免許をもらっていくことで剣術家プレイも同時にできる。

とりあえず吉岡流免許を取った時点で、茶屋に奉公する。商人も武士と基本同じで、奇数月始めの評定に主命。主命は武士と同じような取引(要求される量は多い)のほかにも、輸送とか投資とかある。NPCへの売り込みや借金貸付や取立なんかも。貸付は大変だった。

商人プレイは全国を回れるので、その間に道場通って免許を取ったりできるし、山間や海上をとおるような荷運びではだいたい盗賊に襲われるので、それに勝つことで剣術家称号もついてきて、商人+剣術家はおいしかったりする。

全国回る間に、城に入って武将と仲良くなったりする(御用商人だと、その大名家の武将と仲良くなれば技能指示してもらえるようになる)のだが、剣術等で名声があがると、仲良い武将がいる大名家に勧誘されるようになる。商人を5、6年くらいやって秘技も、上泉信綱いがいは入門し終え、馬術や鉄砲、礼法開墾などの街であげられる他のスキルあげ終えた時点で商人じゃあげにくいスキルもあったし、番頭から松永家からの誘いをうけ足軽組頭になった。ついでに番頭になったときに結婚もしている。

松永家になったものの、目当てだった建築4の高山重友と仲良くなれず、結局いとまごいして浪人に戻る。浪人だと、仲良くなれば全国の武将から技能指示してもらえることに気がつく。鉱山4は商人時代に茶屋に勧誘された大久保長安から。弓術は三好にいた人から覚え、ついでに入門して免許ももらった。また武田や上杉にいき、しばらくへばりついて軍学4かつ、宇佐美定満から毘沙門天、車懸、高坂昌信から風林火山を覚えた。足軽4は徳川家の服部半蔵から。弓4と風林火山があれば足軽習得は楽。ちなみに水軍習得は毘沙門天でかなり楽になる。

水軍と忍術と建築4が無い時点で武士に再就職することにした。というのもちょうど秀吉が長浜城主になったイベントが起きたから。黒田官兵衛が建築4なのだ。官兵衛の親密度も茶ではあがりにくいので、秀吉の親密度を上げて何度か志願して仕官した。

志願して、足軽組頭から始まるが、今度はずっとやってた。最初は方針に意見しつつ(採用されれば評価+50、8割は採用される)、商人時代に稼いだ手元の資金力を利用して最高評価を毎回得ていた。陪臣なので、評価ポイントは2割少なかったが、姫路移転したあと備前を制圧し、本願寺を滅ぼしたころには評価6000くらいになった。

その間に鍛冶技能を身につけ鍛冶場を開き、価値7の武器を作れるようになった。むしろ長浜や姫路といった地理を生かして、そちらに集中したくらいで、鍛冶師エンドがみれるようになった。この羽柴陪臣期間も7、8年くらい。

最初から弓師範がいた関係でずっと三好からの引き抜き依頼が多かったが、しばらくは秀吉に従ってた。が、合戦ではずっと1部将でしかないのでいらいらすることが多くなった。とはいえ三好は隣接してるので行く気にはなれなかった。しかし、たまたま上杉から引抜が着たので、すぐにうけてしまった。秀吉家臣とは普通に会ってくれるけど、秀吉自身からは絶交されちゃった。

家老なので、増築して春日山などを強化し、合戦で越中を落とすと、謙信上洛イベントが始まってしまった。当然のように織田家との交戦状態になってしまった。加賀まで落としていたものの、すでに何人もの城主や国主を置いている織田家との手数の差で合戦じゃ負けてないのに圧倒され、春日山に押し込められる羽目に。落石を多用して攻城戦で何度も全滅させているのに城主を変えて襲ってくる。進行がわかってると評定もないので、この状態に飽きてきたころ、謙信死亡イベントが起きてしまった。後継は景勝になった。

それを機としてか、徳川から引き抜きがきた。すぐ受けて徳川家家老に^^;徳川家は北条家と領土争いをしてたが、引き抜き始めの評定で、いきなり城攻めで、しかも部隊指揮させてくれた。徳川はすでに本多や榊原は城主になってたし、たぶん家康は病気中だったのだろう。というのもそれ以降は指揮はみんな家康だったし。

再就職すると、その階級に必要な最低限度まで評価が下がるが、1年くらいで4000超え、館林城主に任命された。徳川家でよかった。館林は中規模だが、兵数5000しかなかったので、まずは内政で大規模化。その後、人材集め。すでに北条により武田が滅ぼされていたので、四天王は死亡してたもの(1580年代後半だったし)の、真田昌幸武田勝頼、その他中クラスの武将がたくさんいたので全部引き抜き。技能を成長させつつ、軍資金調達中心に内政していく。増築、開墾、補修を繰り返し、評価一万まで合戦はせずに各地の浪人を勧誘して回りながら待つ。味方や織田家の増援や救出も行かない。その間に織田によってとうとう上杉も滅んだので、勧誘しに行く。こちらも直江兼次らほぼ全員浪人化しており、まだ親密度もあまり下がってないのですぐ全員採用できた。

国主と化したら、一転攻勢に。まず寄騎を最大の8人にする。北条家は信濃と東関東に分断されていて、一進一退だったが、館林と接する東関東を切り取っていく。味方が攻めてるところは、撤退するまで待ち、撤退したらその直後に攻め込む。城主のいる城は、降伏させ城にいる部将全員を配下にしてゆく。当然最後の大名居城は率先して攻めて降伏させ、大名ごと部下にすることで、結局北条家全員を部下にできた。

北条が滅ぶ直前に、ちょうど蘆名も伊達に滅ぼされていた。北条が滅ぶとすぐ伊達攻略が主命になった。須賀川城小高城がルートにあるが、須賀川は他の軍団が攻めていたので、あきらめほかの地を速攻で攻め、伊達家を滅ぼした。政宗ら無事ゲット。伊達が滅ぶと主命がこないのが結果として続いた。その間に蘆名の旧臣や織田家に滅ぼされた長宗我部の旧臣を勧誘し、城を全部増築させて回った。数年間主命がなく、家康は中国で織田の増援にいってるだけなので、自ら主命願いを出し、のこる東北の大名、葛西、大崎、南部、安東(安東攻略だけは何もせずに主命が降りた)をこの順に滅ぼす。年始の功績一番で官位も従五位上までもらう。これでだいたい1590年。

国を一人が支配してるので荷留めが頻繁に起きる。部下の侍大将の数が多いので治安は維持できるが、面倒になる。東北平定後も主命が降りず、毛利が滅び、中国も織田家支配下になる。毛利旧臣を勧誘してると、主命がおりた。みるとなんと大友攻略。いきなり九州か。こりゃだめだと思い、謀反を決意。

徳川領の多くは自分の直轄とはいえ、徳川と織田両方を相手にするのはきついかもしれない。そこで織田家が大友家が交戦するのを見て謀反することにする。基本的にCPU大名は、1勢力を攻めてるうちはほかの勢力は攻めないから。九州にはまだ伊東家(大友従属大名)があるが、織田家が伊東を滅ぼすと、その領地に大友が攻め込んだ。そこで謀反。全員親密度はMAXにしてあるので、寄騎の若殿徳川秀康も離反せず。悪名はあがったが。

謀反後は家老昇格すませ、育てていた北条家4兄弟をそれぞれ織田境界の城主にし、荷留めがおきないよう各国に誰か別の城主が一人いる状態になるよう国主化させる。すぐ東北の残りの徳川家の城を攻め落とし、東北統一をしてとりあえずの武家エンド。つづけて関東に攻め込み半年で小田原を含む関東を掌握。謀反後約1年で徳川を降伏させる。

この状態でまだ大友も粘っているので、数ヶ月使い、境界の城を堅牢化させ、国主を増やし寄騎も精鋭化させる。国主に織田攻略の命令を出し、自らは越後から攻める。合戦&内政の作業状態で1年で上洛、2年で織田を滅ぼす。その後、残りの大友(と阿蘇)を滅ぼして統一。

感想

はまる。というかころころ目的を変えて遊べるのが面白かった。最初、商人エンド目指してたのに。難易度も低く何かを実現するのも手軽でいい。

武将が増えた後の評定は作業でしかなく、その操作性がよくないのがきついところ。城えらびでいちいちマップが出るのもうざい。むしろそのあとリストを出してそこから探すほうがメインだったから。

いまだと複数プレイヤーでやりたいところもある。けど、それが信ONのようだったらいやだな。似たような大勢の中の一人で競い合うのは御免。商人から天下人へ、というような、上げ下げの激しさが面白かったから。かといって、そのままMMO化は無理だろう。評定もPCがやると某銀英伝オンラインのようにひどいことになるだろうし。