Creative CommonsとGPLは非互換

Creative Commons Licenseは、いわゆる原著者表示義務であるAttributionが大前提。Attributionはどのオプションでも必ず入る。

一方GPLは、このようなCopy Left以外の義務をすべて否定するライセンス。non-commercialなんてもってのほか。似てる部分は、任意の著作物に適用できる汎用ライセンスである点と、CCLのオプションのひとつshare alike条項がcopy leftに似ている点ぐらい。

GPLが禁止するのは原著表示を「強制する」ことであり、原著表示禁止ではないということ。商行為禁止の勘違いとかと同様に原著表示禁止として受け取る人にもあったことがあるので、あえて触れておく。

一方CC-GPLというものがあるようだ。これはCCLとGPLをライセンス的に組み合わせたものではない。

ライセンス自体は単純にはGPLそのもの。Attribution制約をライセンスに含めることは禁止される。これはGPLをCCL風のメタデータ表記形式で書いたものでしかないということになる。