ゲームの複雑化について少し

最近のゲームは複雑複雑ってだいぶいわれてるけど、でも大半の複雑さは表面的でしかないと思うのです。つまり項目数が増えたりとかインタラクションが増えたりとか、ステップアップ階層が多かったりとか、見た目や動作の次元が増えてたりとかそういうこと。

実際、本質的なところではあまり変わってないことが多い。だからゲームをやり続けていたらすぐ慣れることができる。ああ、これは攻撃用のパラメータなんだな、とかいう感じで。ゲームをやり続けていても最初はその表面的複雑さにちょっと躊躇するけど、実際やってみると本質をつかんですぐ慣れることができるものだ(そしてすぐ飽きることも)。

もちろん複雑さへの対策は必要だろう。ゲームをやり始める人にとっては、ここが大きくふるいをかけられてしまう。でも、それはGUIアプリでやったような習得レベルに応じたUIの導入でたぶん対処可能。まずは大まかなパターンで認識させ、徐々に細かな調整を利かせられるようにするとか。実際そういうのは導入されてきている。

批評するのであれば、複雑さのような表面的な属性だけにとどめるのじゃなく、もっと本質のところもついて欲しいと思う。複雑というだけでなく、せめて「こういうタイプのプレイヤーがいて、こういうことに関心があって、これを求めてるからこうするべき」とかいう方向で話しを進めて。実際は、どこが楽しいかとか、逆にどうだったら面白くなった、とかそういうところで論じて欲しいし、そういうものを読みたい。