コンピュータ科学科の大学生1年のうち、プログラムについて理解できたのは44%

より

プログラミングできる人できない人は二極化し、それがごく初期時点から起きている、という話。この調査をした大学は著者と同じイギリスのとこ。しかし、多少日本の現場も知っているけど、組織にかかわらずどこでもだいたい似たようなものだろうな、という感じはする。それでも数字が出るとショッキングだけど。


自分が見てて問題だなあと思えることをつらつら並べてみる

  • プログラムは、それ以降のコンピュータ科学研究のどの活動でも対話の基盤になっていること
  • コンピュータを理解する必要のない人が使わないタイプの前提知識が最初のプログラムを書く時点ですら多いこと
  • 先生と生徒の背景のギャップが説明やカリキュラムに直接表出すること
  • 生徒にとって無意味な教材、モチベーション管理
  • クラス演習・授業という単位、その無基準な振り分け

個人的には少なくとも、LOGOのようなものでインタラクティブに体験させていくタイプと、C言語などで形式的な方から探索していくタイプとは、カリキュラムレベルで分けたほうがいいと思っているが、制度的にも難しいものがあるんだよなあ。