Continuations library for Java | Lambda the Ultimate
LtUより
JavaでContinuationサポートするライブラリたち。RIFEのものは、pauseとprintによって、それこそコンソールアプリとかHSPのようなインタラクションでもフローっぽい記述ができるようになっている。
一般的に、継続再開をどうやって実現化するかですが、continuationは「それ以降の処理を関数(オブジェクト)化」したものでもあるので、オブジェクト化と例外処理などを使ったバイトコード書き換えでできると思います。
pauseを使ったコード:
void init() {
int a = 10;
print(a);
for (int i = 0; i < 10; i++) {
a++;
func();
print(a);
}
}
void func() {
int b = 20;
print(b);
pause();
b++;
print(b);
}
init();
resume();という記述から、Java上で中断再開化を実現するには:
void init() {
new LocalCont() {
int a;
int i;
int context = 0;
void run1() {
if (context == 0) {
context = 1;
a = 10;
print(a);
i = 0;
}
for (;i < 10 i++) {
run2();
}
context = 0;
}
void run2() {
if (context == 1) {
context = 2;
a++;
}
run3();
context = 1;
}
void run3() {
if (context == 2) {
context = 3;
if (hasSub(0)) {
popSub(0).run1();
} else {
try {
func();
} catch (LocalCont c) {
pushSub(0, c);
throw this;
}
}
}
run4();
context = 2;
}
void run4() {
if (context == 3) {
context = 4;
print(a);
}
context = 3;
}
}.run1();
}
void func() {
new LocalCont() {
int b;
int context = 0;
void run1() {
if (context == 0) {
context = 1;
b = 20;
print(b);
}
run2();
context = 0;
}
void run2() {
if (context == 1) {
context = 2;
throw this;
}
run3();
context = 1;
}
void run3() {
if (context == 2) {
context = 3;
b++;
print(b);
}
context = 2;
}
}.run();
}
try {
init();
} catch (LocalCont c) {
c.run1();
}こんな感じでバイトコードの書き換えをするのでしょう。つまり、ローカル変数、continuationが起こる可能性のあるコード位置の現在値を退避させてしまう感じです。やり方はC#2.0のyield returnとほぼ同じなんですが。
中断再開でも汎用的に行う実装をするのはそれなりに大変だろう。
まず起点からpauseまでのコールスタックはすべてこのように退避させることになるでしょう。それを行うには、クラスローディング時にクラスローダーに先んじてクラス解析＋フロー分析するという方法もとれなくもない。しかし、コスト的にはそんなにメリットもなさそうなので、continuation対象クラスをpauseが可能なクラス内だけにして、そのクラスのメソッドのコールをすべてラップすることになるのではないだろうか。
本来のcontinuationは外側コンテキストからつかう再開よりは、内側コンテキストから使う大域脱出がメインかも。けどそれはJavaでは例外処理で可能なんであまり必要ないかもしれない。
