OOoの問題
ここからわかることは
- MSにとってOOoは積極的攻撃の対象に(可能性があるが、まだ攻撃が効く)
- Majority層の維持を推進
- OOoは浸透しつつあるもMajorityアピールにはぜんぜん弱い(それが効果があるか自体疑問)
- OOoはEarly Adapter層の育成ができていない
- OOo製品機能自体にはMSOfficeと比べそれほど欠点があるわけでもないが、これといった長所があるわけでもない
たしかにOOoにしようと思わせるコンテンツが少ないな(というか無いのでは)。製品自体はいいんだけど、何かやろうとすると、やっぱり白紙から作ることになっちゃうところにあるだろうし。
そうなるとOOo側の一般ユーザーの乗り換え戦略は時期尚早だ。MSはサポート(これはユーザサポートという意味ではなく、企業内担当者の推進へのサポートね)や圧力をMSOffice推進で手当たりしだい使ってきたが、OOoやSun/ソースネクストにはまず無理だろう。体力が違うし、そもそも当時とは状況が違う。そうなるとやはり、mozilla/Netscape6からfirefoxで変わったことに着目していくべきなのだろう。
ここは、firefoxとOOoの集まるであろうサイトの比較をすると何か見えてくるのではないだろうか
- http://openoffice.s16.xrea.com:8080/pukiwiki/pukiwiki.php?FrontPage
- Wayback Machine (サイトダウンしてるためアーカイブ)
人によってはわずかな違いに見えるかもしれないが、その違いは実は大きいのでしょう。
ひとつの違いは「目的」についてどうなっているかです。この両サイトでは想定するユーザ(特にその向き)が大きく違います。でもおそらくOOoを「本当に必要としている層」は両者ともあまり変わらないと思うのです。